高木正勝とかメドルライブvol.1とか

あけぼの土曜美術学校01

あけぼの小学校は廊下の軋みがとてもよい音だった。懐かしい音。そしてとても寒い。受付でカイロを配っていたが、これがなかったらその後のレクチャー・ライブは乗り切れなかっただろうというくらい寒かった。暖房入ってなかったのかな。レクチャーが始まるまでは神谷・豊田・平木と雑談していた。神谷は先日東京で見てきたradianの話をしていて(特にブランドルマイヤーのドラミングについて)平木がさっそく技を盗もうとしていた。

高木正勝のレクチャーは広く一般的に「モノ作りをすること」に対する考え方を話していたように思えた。なにか作りたいものがあって、それを実現するために試行錯誤してもどうしてもうまくいかない。しばらく経って何の気なしになにか作ってみると、その作りたくてうまくいかなかったものがするするとできてしまう。というような話をしていて、あーわかるなーと思った次第です。

神谷ソロは、どっかで聴いた事ある感じがバリバリしたけど、それだけクオリティが高かったということだと思う。あんなに良いと悔しいね。ソロなのにkuの曲を使ってたのもとても面白かった。そこでkuの曲を聴いたせいで神谷のサックス演奏はいつも同じことしかしていないってことに気付いてしまったりもした。

高木正勝のライブは映像に合わせてピアノを弾くというもの。あまり動かずに静かにピアノを弾くのかと思っていたら意外にも全身を使って弾いていたのが印象的だった。回転ブランコの作品(lightpark#2)をやったのがとても嬉しかった。あれ大好きなんです。全ては光で繋がっている。

rehomeとsailでの音楽におけるポップス志向がどうも合わなくてそれ以来作品をチェックしていなかったのだけど、今日のライブで高木正勝の映像はやっぱりいいなと気付いたのでCOIEDAを買おうと思う。rehomeとsailも映像見たさに買いそう。

余談だけど、司会・進行・対談(?)をしていた若い女の人は高木正勝の活動・作品についてそんなに詳しくなさそうだった割にスノッブ臭がすごかったのであの人は表に出てこないほうが良かったと思う。

vol.1

ハンズで神田の買い物に付き合い帽子を衝動買いしてからドミニカで夕食。土曜の夕食時だというのに客が全然いなかった。あんなに美味しい店なのになー。

橋本企画vol.1はなんだかんだでかなりお客さんが来てメドル内は一杯だった。小川直人さんがかなりたくさん写真を撮っていたのでいずれアップされるんじゃないでしょうか(id:surfins:20041129#p1)。

ピロピロスパンコール・女学生のカマダリさんのソロユニット未成年。ラジカセとサンプラーと歌。良いのか悪いのかわからない。わからないなりにも、これはわかりやすいアヴァンギャルドなのかなー、とか考えてたけどよくわからなかった。宮の沢行きが発車したので終わります、という終わり方は良かった。

蒔田くん。MTRエフェクターと水の入ったコップ。リハではMTRの音もちゃんと出ていたのに本番では出ていなかったらしい。コップにコンタクトマイクを押し付けて指でコップの縁を擦ってたのかな。展開も何も無い垂れ流しハーシュノイズで、動きの単調さと相まって時間感覚がおかしくなった。アイディア一発で出ちゃう姿勢が好き。

水玉よしこさんと中村楽気店の店長さん(浅野さんだっけ?)。水玉よしこさんの鍵盤弾き語りに店長がサックスとフルートでサポート。何度か間違ってやり直したり、歌詞カードが見えなかったりして終始なごやかな雰囲気だった。で、えーと、音楽的には全然印象に残ってません。すいません。

その後は小川さんに拉致されて新道沿いの半田屋へ行く。まずかった。本当に不味かった。小川さんの話によると他の半田屋よりも更にあの店は不味いらしい。ごはん黄ばんでたし。